日時 2007年4月27日 9時〜
    JR串本駅から車で20分
   
    【鳥の種類】 ホトトギス(声)、ウグイス(声)


   
     テッペンハゲタカ    


     私は2008年3月31日に、大島中学校で38年間の教職を終えた。大
    島中学校は、周囲を海と森に囲まれた抜群の環境にあった。うれしかったの
    は、授業をしながら、ホトトギスの鳴き声を聞けたことである。新学期が始
    まると、周囲の森からウグイスとホトトギスが、掛け合いを始める。
     ホーホケキョケキョケキョはウグイスである。それに対抗して、テッペン
    カケタカ、テッペンカケタカ、とホトトギスが鳴く。ウグイスは「法、法華
    経」と聞こえて、お題目を唱えている宗教者のような鳥である。ホトトギス
    は「てっぺん禿げたか」と聞こえ、頭の薄くなった私は、気を悪くした。
     このホトトギスは、古来から文学や絵画の題材に取り上げられた。泉 鏡
    花の名作「婦系図」は新派悲劇の十八番で、鳴いて血を吐く不如帰と描かれ
    た。この鳥には、変わった習性がある。自分で巣をつくらず、ウグイスの巣
    に卵を産み、ウグイスに子育てをさせる。「托卵性」の鳥と呼ぶが、自分で
    の子育てを放棄するのである。
     このテーマが繰り返し、文学に取り上げられているのを読むと、古来から
    あったらしい。この鳥は、姿が颯爽としているが、なにかすぐに離婚する芸
    能人を連想させる。しかし、りっぱに子育てしている芸能人も多いから、一
    般化しているわけではない。子育てを頑張ろうではないか。