マルイ呉服店


 住所 和歌山県新宮市仲之町 JR新宮駅から徒歩10分

 Tel 0735−22−2660    代表 土尻 健夫


 特色 雅びなす染と織の美

 熊野の中心地新宮市は以前から熊野文化の中心であった。熊野文化といっても田舎文化ではない。中世には、上皇・貴族の熊野御幸や藤原 実方などの歌人や平 維盛伝説に見られるような京文化との関わりが深かった。それゆえ、新宮文化には、雅やかな文化の伝統が脈打っている。

 その伝統の継承者の一人に土尻 健夫さんがいる。氏は京都の大学で学び、京都の呉服店で修行した呉服の正道を歩む呉服店主である。氏のモットーは、

「心のふれあいを大切に確かな品をお届けします」


 である。確かに、氏の勧める商品には、センスの良さがみられ期待を裏切られることはない。

 呉服、小物、履物、帯、暖簾など京都の雅の美を堪能してほしい。愚妻も大いに愛用しており、退職後の人生に潤いを頂いている。


 
人物訪問記 商店街再生の旗手 土尻 健夫さん

 新宮市は、昭和30年代までは、木材の町として栄えた。しかし、林業の衰退とともに、市の中心的な商店街である仲之町商店街への来客は減ってしまった。その原因は、複合的なものであろう。

 「大店立地法」による郊外型商業施設の進出やコンビニエンスストアの展開もその一因である。しかし、いちばん大きな理由は、商店街に客を呼ぶ魅力がなくなったことであろう。魅力があれば、客は来る。大型商業施設は、大規模な駐車場やアミューズメント施設を併設して、家族連れで楽しめる魅力を備えている。とにかく「楽しい」のである。

 それに対して、商店街は脱ファスト風土の街、「癒し」の街として再生すべきではなかろうか。子供や高齢者が安心して買い物ができる街づくりの先頭に立っているのが、土尻さんである。しかし、残念ながら、商店街再生に尽力する人手が足りない。ボランティアで助力願える若人を求めている。大学生諸君、いかがであろうか!